【EU】2003.08.27 発表
欧州委員会共同調査センター(Joint Research Centre: JRC)の衛星観測データによれば、8月20日までに、ポルトガルの約35万6000ヘクタールの土地が火災に遭い、うち30万ヘクタールが森林であったことが明らかになった。ポルトガルの森林地帯の約6%が被害を受け、これは、1980年以降、最悪の年に生じた被害の2倍に上る。また、この面積は、近年における、地中海諸国5カ国での年間焼失面積(合計)に相当する。
森林火災は8月半ばまでには消し止められたものの、高温、風、湿度の低さにより、いまだ火災の起きる潜在的な危険性がある。ポルトガルの輸出の6.5%を占める林業にも、深刻な影響が及ぶと懸念されている。【欧州委員会環境総局】
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