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[海外エコニュース一覧]

【EU】2003.09.22 発表

EU調査 屋内大気汚染は予想より深刻

 EUの共同調査センター(JRC)は、9月22日、室内汚染物質への曝露に関する最新の研究成果を発表した。欧州市民は、90%の時間を屋内で過ごしているが、この研究成果によると、室内環境には特有の健康リスクがあり、場合によっては、汚染が屋外環境の2倍に及ぶこともあるという。
 室内からは、数百もの揮発性化合物が検出され、中には有毒性や発ガン性、突然変異を引き起こす性質を持つものもある。潜在的発生源は非常に多い。例えば、欧州のぜん息患者の20%は、屋内で吸入した物質によるものとされる。また、建物の中に放出されているタバコの煙、アスベスト、ラドン、ベンゼンは、ガンが増加している原因として最も疑いをもたれている。
 JRCのプロジェクトでは、優先して規制すべき物質の一覧を策定し、これらの物質に対する曝露の上限値を勧告するとともに、既存の研究等と連携した情報提供を行うこととしている。【欧州委員会環境総局】

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