【国連】2003.09.30 発表
毎年、2000万匹を超える熱帯魚、900~1000万匹を超えるイソギンチャクやエビ等の生物、約1200万のサンゴが捕獲され、アメリカ、イギリス、日本などに輸出されている・・・水生生物の取引をめぐる実態が、9月30日に公表されたUNEP世界保全モニタリングセンター(UNEP−WCMC)の報告書によって明らかになった。
報告書「海から水槽へ(From Ocean to Aquarium)」によると、水族館用・ペット用の水生生物の取引高は、年間2億~3億3000万ドル(240億~400億円)にのぼり、南アジアが主要な供給源となっているという。淡水魚については約90%が養殖だが、海水魚はほとんどが海洋で捕獲されたものが供給されている。従って、適正な管理が行われなければ、サンゴ礁にダメージを与える可能性もある。しかし、きちんと管理されれば、アクアリウム産業は、サンゴ礁の長期的な保全や持続可能な利用に貢献するとUNEP-WCMCのコリンズ センター長は述べる。
なお、同報告書は、NPOのマリン・アクアリウム協議会(MAC)と共同で策定された「世界マリン・アクアリウム・データベース(GMAD)」のデータを基に作成された。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=332&ArticleID=4259&l=en
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