【フランス】2003.10.15 発表
ジャンクロード・フロリ国会議員は、10月15日、バシュロナルカン エコロジー・持続可能な開発大臣に水の料金に関する報告書を提出した。欧州で水枠組み指令が制定され、水政策の見直しが進む中、報告書は財政面から水政策の現状を分析したもので、これまでの取組みを総括し、料金、補助金、規制的措置という3つの柱を中心に、検討すべき今後の方向を打ち出した。
報告書は、1964年法で設立された流域委員会の正当性を確認した後、改革の道筋として、国会の介入、流域委員会の任命方法や業務の改革、飲料水供給に関し増大する県の役割、全国的な料金などについて具体的な提案を行う。一方で、農業関係の汚染、家庭排水による汚染、取水、水制度の改革、洪水などについては、提案の対象とはなるが、今後、実施に当たって財政計画と責任を定義する必要があるとする。
報告書は、水政策改正法案及び行動計画の策定に向け、政府が進めている作業の中で活用される。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】
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