議会上院の「経済と計画に関する委員会」は、10月21日、「ナチューラ2000：合意に基づいた、地区の評価に向けて」と題された報告書を提出した。報告書は、ジャンフランソワ・ルグラン上院議員によるもの。
　ナチューラ2000は、EUの野鳥指令及び生息地指令の適用によって構成される、保護区のネットワークである。今回の報告書では、地域の関係者との協議を強化し、その責任を明確にすること、ネットワーク構築のために地区指定を継続していくこと、地区管理委員会の代表者として地方議員の役割を強化すること、ネットワークの実現に向けて税的手法の活用について検討すること　などが提案されている。これらの提案を受けて、エコロジー・持続可能な開発省では、2004年から管理委員会の代表者への道を地方議員にも開くこと、ナチューラ2000地区の非開発エリアにおける土地税を免除することなどを検討する。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】