【国連】2003.11.03 発表
「カスピ海海洋環境保護のための枠組み条約」の採択及び署名のため、11月3~4日に、イランのテヘランで関係諸国による会議が開催された。会議には、アゼルバイジャン、イラン、カザフスタン、ロシア、トルクメニスタンの5カ国の大臣が出席した。
同条約は、5カ国による法的規制としては初の試みとなる。同条約は、締約国に対し、汚染の防止・削減、環境修復、カスピ海の資源を持続可能な方法で利用すること、環境保護のために締約国間で、また、国際機関と協力していくことなどを求める。産業汚染や有害廃棄物による汚染、魚類や海洋資源の過剰採取、生息地の破壊といったカスピ海の危機的状況を打開するため、地域での協力を促すものとなるだろう。
なお、各国が批准するまでには2年程度かかる見込みだ。【UNEP】
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