【アメリカ】2003.11.04 発表
EPAは、エチレングリコール・モノブチル・エーテル(EGBE)を、大気浄化法上の有害大気汚染物質リストから除外することを提案している。
EGBEは、機械の作動液や、缶製造業などで使用される水溶性のコーティング剤、ビニール塗料やアクリル塗料、除去剤などにおいて、またエナメル塗料、スプレー・ラッカー、ドライクリーニング用化合物、繊維及び化粧品などの溶剤として用いられている。EPAは、産業発生源から排出されるEGBEに暴露にすることで、人の健康または環境上の問題が生ずると合理的に予測することはできない、と結論づけた。
EPAはEGBEのへの暴露と健康影響につき、アメリカ化学協会からの申請を受けて、審査を行った。EGBEの発ガン性について調査を行い、その結果、EGBEは赤血球に損傷を与えうるが、現在の大気中のレベルでは、ヒトにガンを引き起こすことはないとした。
EPAは規則案が連邦官報に掲載された後60日間、パブリック・コメントを受け付ける。 【EPA】
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