【国連】2003.11.05 発表
第1回目の「国際化学物質管理のための戦略的アプローチ準備会合(SAICM PrepCom)」が、11月9日~13日の間、バンコクにて開催される。
SAICMの策定は、UNEPが昨年打ち出したもので、ヨハネスブルグ・サミットでも支持された。今回の会合には、政府関係者、NGO、国際機関から500人にのぼる参加者が見込まれている。
化学物質の売上げは、1970年から9倍に増加しており、生産拠点を途上国に移しながら、今後も売上げの増加が見込まれる。一方で、有害物質輸出と貧困の強い相関関係が指摘されるなど、負の側面も多分に存在する。SAICMの主な目的の一つは、化学物質の安全性を持続可能な開発の問題の中心に据えることである。UNEPは1998年ロッテルダム条約、2001年にはPOPs条約の採択にこぎつけた。また、SAICMプロセスの立案に関わる、様々な国際機関とのパートナーシップを構築している。
今回の会合は、2005年のハイレベル会合につながるものと期待されている。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=354&ArticleID=4284&l=en
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