【ドイツ】2003.11.05 発表
ドイツ連邦内閣は、11月5日の閣議で、クロム酸塩含有セメント及びノニルフェノール、エトキシル酸ノニルフェノールの使用を禁じる政令を承認した。クロム酸塩含有セメントは、主に建設業界で使用されており、職人病である皮膚病の原因とされている。また、ノニルフェノール、エトキシル酸ノニルフェノールは主に洗剤等に使われており、水生生物に影響を及ぼす。産業界が、エトキシル酸ノニルフェノールの一つである非イオン系界面活性剤の使用を自主的に規制してきたにも関わらず、最近の研究では、この物質が
河川だけでなく多数の食品に含まれていることが判明している。
この政令は、EU指令を国内法制化するもので、成立には連邦参議院の同意が必要となる。【ドイツ連邦環境省】
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