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[海外エコニュース一覧]

【EU】2003.11.06 発表

ヴァルストローム環境委員の血液中にもPCBやDDT

 欧州委員会のヴァルストローム環境委員は、人体内に存在する難分解性化学物質の問題を示すため、自らの血液をサンプルとした検査の結果を公表した。新化学物質規制案の正当性を訴えるためである。
 同委員は、WWFが行っている生体モニタリング調査に参加し、イギリスのランカスター大学環境科学学部へ採取した血液を送付した。日常の生活用品、テレビ、カーペット及び食品から検出される77の化学物質について検査が行われ、同委員の血液からは、PCB類やDDT、PBDE類など28種類の化学物質が検出された。
 なお、77の化学物質は大きく3つ、PBDEs(ポリ臭化ジフェニルエーテル)、PCBs(ポリ塩化ビフェニル)、OCPs(有機塩素殺虫剤)に分類される。これらの化学物質は概して難分解性を有し、生体蓄積性がある。また、妊娠中や授乳期に子供に受け継がれる。しばしば「環境ホルモン」として人間や動物のホルモンや生殖機能を攪乱するものもある。【欧州委員会環境総局】

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