【ドイツ】2003.11.14 発表
環境保護団体WWF及びハンブルク、ブレーメン州消費者センター主催の「魚介類購買の指導」に関するプレゼンテーションの場で、ドイツ連邦のトリッティン環境大臣は、海洋生態系に配慮した漁によって捕獲された魚かどうか、判断してから買うよう消費者に訴えた。魚は美味しく、健康にもよい食品として需要が高まっている。しかし乱獲や生態系に配慮しない漁業によって、クジラやアザラシなどの海洋生物に多大な被害がもたらされている、とトリッティン大臣は危惧している。
連邦政府も消費者が海洋生態系の保護に関心を示すような政策に取り組むことを約束している。連邦環境省からの補助で改訂された「魚を買うときの手引き」には、魚介類を購入する際、環境に配慮した判断を下すのに参考となる様々な情報が載せられている。また、「Marine Stewardship Council(MSC)」や「Naturland」などの環境ロゴマークは、生態系に配慮した漁によって捕獲された魚介類であることを保証する。環境保護に基づいた消費者行動は、健全な漁業の推進にポジティブな影響を与えるであろう。【ドイツ連邦環境省】
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