【国連】2003.11.26 発表
UNEPとUNESCOは、大型類人猿を絶滅の危機から救うため、緊急に2500万ドルが必要であることを発表した。
ゴリラ、チンパンジーなどの大型類人猿は、今後50年以内に絶滅する可能性が高いとされる。最近発表されたUNEPの報告書「類人猿−その前途」によると、現在のペースで開発が進むと、大型類人猿の生息地(比較的静穏な生息地)は、アフリカでは2030年までに10%以下となり、東南アジアでは28年以内にほぼゼロとなるという。
UNEPとUNESCOのコーディネートにより、2001年から、「大型類人猿生存プロジェクト(GRASP)」がスタートしており、これまで6カ国で政策づくりのためのワークショップなどを実施してきた。11月26日からパリ(UNESCO本部)で開催される会合では、「大型類人猿保全戦略」が策定される。また、2004年末には、大型類人猿とGRASPに関する政府間閣僚会議が開催される予定である。【UNEP・UNESCO】
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