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[海外エコニュース一覧]

【国連】2003.12.10 発表

UNEP 異常気象による自然災害で 2003年は数百億ドルの大損害

 2003年に世界で起きた自然災害による損失は600億ドル(7兆2000億円)に達することが、UNEP金融イニシアチブの専門家による報告で明らかとなった。例えば、この夏の熱波により、欧州では2万人が死亡し、農業被害は100億ドル(1兆2000億円)を超えた。中国の淮河流域では、洪水で約80億ドル(9600億円)の損害が生じ、アメリカの中西部では4、5月の竜巻で30億ドル(3600億円)以上の保険金が支払われた。気象に関する事故で、保険でカバーされた被害額は、1960年代から1990年代にかけて、約10倍に増加している。この報告は再保険会社のMunich Reが行ったもので、完全な報告書は12月末に公表される予定である。
 また、金融イニシアティブでは、排出量取引に関する簡単な報告書も公表した。報告書によると、2005年1月からEUで12億トン規模の排出量取引がスタートするほか、イギリス、カナダ、日本でも、国レベルあるいは地域レベルでの取り組みが始まっているという。排出量取引スキームの成功に欠かせないのは、流動性、企業の幅広い参加、及び徐々に炭素価格を引き上げていくような法制度であると報告書は指摘する。【UNEP】

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