EPAは12月11日、遵守の確保及び執行結果に関する2003年度のデータを公表した。
　これによれば、2003年度は、約6億ポンド（約27万トン）の汚染物質が、削減され、処理されまたは適切に管理され、この量は、2002年度（2億6000万ポンド）と比較して131％増加した。EPAの執行活動によって、75億ポンド（約340万トン）の汚染土壌が処理されたほか、65億ガロン（約250億リットル）の汚染地下水が処理され、1050エーカー（425ha）の湿地が修復され、200万人が法令を遵守した飲用水システムからの供給を受けた。
　また、執行上の和解の結果、差し止め救済措置のうち、29億ドル（3480億円）が汚染サイトの浄化や環境上の危害からの保護に充てられた。スーパーファンド・プログラムでは、EPAは、浄化および費用回収に関して、11億ドル（1320億円）を超える約束を私人から確保した。
　法令に故意に違反した者に対しては、合計146年の刑が科せられた。罰金の総額は、1億6700万ドル（200億4000万円）に上った（行政罰、刑事罰および民事罰）。【ＥＰＡ】