12月12日、環境ラベル審査委員会は、エコマーク「ブルーエンジェル」の対象に、マットレスと建築物の防湿剤を追加することを決定した。建築物防湿剤としてエコマークが与えられるビチューメンの塗装剤や接着剤は、弱溶剤であり、湿気防止だけでなく、溶剤による健康や環境への影響を回避することが出来るものである。また、マットレスは、EUのエコマークの基準を満たすものに、認証が与えられる。
　さらに、委員会は、昨年認可した弱電磁波の携帯電話へのエコマーク認証について検証し、比吸収率が最大0.6のものに対して認証することが有効であることを、再確認した。現在、連邦放射線防護庁のホームページ上では、200種以上の携帯電話の電磁波を比較するリストが掲載されており、うち3分の1がこの基準を満たしている。携帯電話へのエコマークの有無は消費者にとって重要な情報になるにも関わらず、現在のところ、携帯電話業界は、商品へのエコマークの掲載を拒否している。【ドイツ連邦環境省】