【アメリカ】2003.12.23 発表
EPAのマイク・リーヴィット長官は、12月23日、25年ぶりに、高速オートバイの排気ガス基準を強化する規則案にサインした。現在、高速オートバイは、1マイル当たりで見ると、自動車やスポーツ・ユーティリティー車よりも、多くの有害排気ガスを排出している。
新たな基準は、2006年から施行され、メーカーに対して、炭化水素及びNOxの排出量を60%削減するよう求める。新基準達成のため、二次エアの注入、触媒コンバーターなどの技術が活用される見込みだ。これまで規制の対象外だった小型スクーターなども、新基準は対象に含めている。さらに、燃料タンクや管からの燃料漏れを管理するための基準(2008年から実施)も採択された。
新たな規則が完全に実施されると、炭化水素及びNOxの排出量は、年間約54,000トン減少し、また、年間1200万ガロンの燃料漏れを防止することができるようになるという。
なお、対策に要するコストは、2010年に、規制の最終的な段階が実施されると、オートバイ1台当たり、平均75ドル(約8200円)になると見られている。【EPA】
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