世界経済フォーラム（スイス　ダボスで開催）及び世界社会フォーラム（インド　ムンバイで開催）において、1月21日、環境と開発のための革新的なパートナーシップ事業を支援する「SEED賞（Supporting Entrepreneurs in Environment and Development Awards）」の創設が発表された。同賞は、自然資源の持続可能な利用に向けた新戦略を構築する革新者、パートナーシップに基づいた取組みを進める個人や団体に授与される。2年毎にコンテストが行われ、選ばれた団体には財政支援が行われる。コンテストに申請できるのは、例えば、途上国の中小企業が、地域の団体や先進国の大企業と連携して、ソーラー技術の導入や清潔な飲料水の供給に取り組むケースなどである。
　同賞は、ドイツ連邦環境省が資金を提供したもので、UNEP、UNDP、IUCN及びイギリスのNGO　我ら共有の未来のためのステークホルダー・フォーラム等が運営する。2005年、国連持続可能な開発委員会において、最初のコンテストが行われる予定である。【ＵＮＥＰ、ドイツ連邦環境省】
　

（UNEPプレスリリース）