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【EU】2004.01.28 発表

欧州委員会 遺伝子組換体について検討

 欧州委員会は、1月28日、遺伝子組換体(GMO)、及びEUの規制枠組構築のためのここ数年の進捗状況について、議論を行った。
 今回、欧州委員会は、遺伝子組換トウモロコシBT11(シンジェンタ社の申請。害虫抵抗性を組み込んでいる)を許可する提案を承認し、この提案を、決定のため、閣僚理事会に回付することとした。閣僚理事会が3ヶ月以内に決定できなかった場合は、欧州委員会が決定を行うこととなる。また、遺伝子組換トウモロコシNK603(モンサント社の申請。除草剤耐性を組み込んでいる)については、規制委員会に許可案を提出することに合意した。
 さらに、非遺伝子組換種に、遺伝子組換種の種子が偶発的に混入してしまうケースについて、ラベリング上の閾値を設けるという提案についても支持した。
 この他、遺伝子組換農業と、有機農業・慣行農業との「共存」についても検討。各国が、遺伝子組換体を包括的に禁止することは、EU法令と相容れないが、農業者がGMOを使わないで生産すると自主的に決めた場合は、「GMフリーゾーン」も可能だろうと指摘した。【欧州委員会環境総局】

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