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[海外エコニュース一覧]

【EU】2004.02.23 発表

欧州委員会・欧州環境庁 産業施設からの汚染排出情報をインターネットで公表

 欧州委員会及び欧州欧州環境庁(EEA)は、産業施設からの、大気及び水中への汚染物質の排出を登録する「欧州汚染排出登録制度(EPER)」を開始した。これにより、EU及びノルウェー(自主的参加。3月からはハンガリーも自主的に参加)の約1万の産業施設から排出される汚染物質について、市民はインターネットを通じて詳細な情報を得られるようになった。
 EPERは、EU全体で、産業施設からの汚染排出を登録する初めての制度である。大規模・中期後の産業施設(養豚場、家禽飼育場を含む)から排出される、50種類の汚染物質に関するデータをカバーしている。EPERのウェブサイトでは、特定の産業施設からの排出(名称、郵便番号、住所または地図で特定)、特定の国の産業、汚染物質ごとの排出量などについて、検索することができる。
 排出インベントリーを策定しようというアイデアは、1992年のリオ・サミットを契機としたもの。EU内では、1996年の統合的汚染防止・管理指令(IPPC指令)で、インベントリーの策定・公表が規定され、その詳細について、2000年に、EPER設立に関する欧州委員会決定(2000/479/EC)がなされた。
 なお、この決定に基づき、加盟国は、3年ごとにデータを更新することになっており、次回は2006年となっている。2006年には、すべてのEU新加盟国に参加が義務付けられる。【欧州委員会環境総局】

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