イギリスの独立諮問機関「環境と消費生活用製品に関する諮問委員会（ACCPE）」は、商品の環境配慮を促進する、政策の進捗状況を評価する報告書を公表した。同委員会は、政府の「持続可能な消費と生産を目指す枠組み」などを高く評価する一方、やるべきことはもっとあると指摘した。
　ACCPEは、製品を環境面で改善するため、どのような手法が使えるのか決定する「ツールボックス」アプローチを提唱するとともに、個々の製品について、その環境影響を見極めるため、環境アセスメントを導入するよう呼びかけている。
　また、新たな取組みとして、政府が資金提供して、持続可能な製品を擁護する機関を設立すること、消費者やバイヤー向けに製品の環境影響に関する情報を提供するウェブサイトを開設することを勧告した。
　なお、ACCPEは、1999年9月に設立された諮問機関で、産業界、環境団体、消費者団体、研究者などで構成されている。【イギリス環境・食糧・地方事業省】