環境・食糧・地方事業大臣、教育大臣、国際開発大臣ら、イギリスの6人の閣僚は、4月21日、新持続可能な開発戦略の策定に向けて、協議文書を公表した。イギリス政府は1999年に持続可能な開発戦略を策定しているが、現在、新たな戦略の策定を進めている。
　協議文書では、持続可能な開発に関するイギリスのビジョンに何を盛り込むべきか、という問題から、持続可能でない消費パターンを変えるために、さらにどんな行動をとるか　といった問題まで、様々な問題について、意見が求められている。協議期間は3ヶ月に及ぶ予定で、この間、地方でのイベント、インターネットを通じた意見募集などが行われる。
　環境・食糧・地方事業省のベケット大臣は、現在、直面している問題は「責任をもって取り組む」ことだと指摘する。「先月公表された政府の評価によれば、政府としては多くのことをやってきたが、その一方で、社会としては、もっとやるべきことがあるということが明らかになった」と大臣は述べた。【イギリス環境・食糧・地方事業省】