メインコンテンツ ここから

[海外エコニュース一覧]

【国連】2004.04.27 発表

途上国での水・衛生施設への投資 経済的にも有意義

 途上国における水・衛生施設の整備は、投資額の5~60倍の経済的メリットをもたらす・・・WHOは、国連ミレニアム開発目標やヨハネスブルグ・サミットの持続可能な開発目標が達成されれば、経済的にも大きな利益が生じるとする報告書を公表した。
 報告書「地球規模での水・衛生施設の改善のコスト・ベネフィット評価」は、WHOの委託により、スイス熱帯研究所が作成したもの。同報告書によれば、2015年までに、世界の15億人の人に、より良い水供給システムを提供し、19億人の人に基本的な衛生システムを提供するためには、現在よりも、年間約113億ドル(1兆3560億円)多くの投資が必要と推計される。一方で、投資による経済的なメリット(健康や生産性の向上等)は、全体で、年間840億ドル(約10兆円)に上るという。生産面では、水汲みにかかる時間を節約できるというメリットが大きい。また、健康面では、下痢などの疾病を削減することができる。汚染された飲料水の利用が減ることで得られる経済的なメリットは、投資の5~60倍にも上るという。
 なお、WHOが同日発表した、もう一つの報告書「衛生への挑戦:約束を現実に変えよう」では、資金源の増加、女性団体との協働といった11の分野を取り上げ、衛生施設の状況の改善につながった成功例などを紹介している。【WHO】

前のページへ戻る

【PR】

ログイン

ゲストさん、

[新規登録] [パスワードを確認]

エコナビアクションメニュー

【PR】

  • 東京環境工科専門学校 コラム連載中!
  • Arch Joint Vision
フォローする

【PR】