【イギリス】2004.04.28 発表
イギリスにおける、2003年の大気質指標の確定版が公表された。これによると、都市部で、大気汚染濃度が「高い」、あるいは「普通」とされた日数は、観測地点当たり、平均50日だった。2002年は20日、1993年は59日であった。長期的に見ると、大気汚染状況が悪い日の日数は減少傾向にあり、これは、浮遊粒子状物質やSOxの減少しているためである。しかし、気象状況の変化によって、年毎に変動が生じることもある。
一方、地方部では、大気汚染濃度が「高い」、あるいは「普通」とされた日数は、61日に上った。大気汚染状況が悪い日の日数は、1987年の21日から2003年の61日まで、ばらつきがあり、はっきりした傾向は見られない。これは、地方部での汚染の主な原因である、地上レベルオゾンの変化を反映している。2003年の夏のように、暑く、晴天が続くと、より多くのオゾンが生成される。【イギリス環境・食糧・地方事業省】
Copyright (C) 2009 ECO NAVI -EIC NET ECO LIFE-. All rights reserved.