【フランス】2004.05.07 発表
フランスのルペルティエ エコロジー・持続可能な開発大臣は、マルタ船籍のTKベニス号による、無秩序なバラスト降ろし行為に憤慨している。この船は、5月6日、コタンタンの沖合いに炭化水素を廃棄した。航海跡に沿って3.6 kmの虹色の汚染が、フランス海軍により確認されている。
大臣は、2004年3月9日法により強化された違反への対応措置として、この違反に罰則を課すべきだと述べ、また、今後、違反金を100万ユーロ(1億2000万円)まで引き上げると述べた。大臣は、同船に対し、政府が厳しく対応するよう求めた。大臣は、無秩序なバラスト降ろしは、海洋汚染や沿岸汚染の主な原因となっており、タンカー事故よりも重大だと考える。
なお、TKベニス号は、フランス海軍により航路を変更し、ブレスト港に入った。これについて、大臣は、海洋汚染対策として作業を行なったフランス海軍、マルセイユの裁判所、ブレスト港とアーブル港に敬意を表した。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】
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