【ドイツ】2004.09.16 発表
9月16日、ポツダムにて、アルプスの環境保全について議論する大臣会合が開催された。参加したのは、ドイツ、オーストリア、スイス、リヒテンシュタインの環境大臣である。これは、2004年11月に開催されるアルプス会議の準備会合の一つである。
今回の大臣会合では、アルプスにおける地球温暖化の影響が大きなテーマとなった。スイスアルプスの氷河は、2050年までに4分の3以上が融けてしまうとの研究結果も出ており、アルプス周辺国にとって、重大な懸案事項となっている。ドイツのトリッティン環境大臣は、「地球温暖化によって、アルプスで引き起こされる破壊的現象は、年々増加している。これ以上の被害を抑えるためにも、京都議定書の速やかな発効は、必要不可欠である」と述べた。
さらに、会合では、このような危険を効果的に予知し、防止することを目的とした、政策決定者や専門家、学者によるネットワークの構築の必要性が確認された。【ドイツ連邦環境省】
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