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【水産庁】2004.11.02 発表

2004年度第2期北西太平洋鯨類捕獲調査 釧路沖での沿岸域調査が終了

 2004年9月13日から開始された2004年度第2期北西太平洋鯨類捕獲調査のうち、釧路沖での沿岸域調査が同年10月31日までに終了した。
 北西太平洋鯨類捕獲調査は、国際捕鯨委員会(IWC)を設置した国際捕鯨取締条約第8条に基づき実施している調査で、1994年から1999年まで実施したミンク鯨の系統群調査を主目的とした第1期調査が終了し、2000年からは鯨と漁業の競合関係の解明を目的とした第2期調査が開始されている。
 今回の沿岸域調査では、ミンククジラ59頭を捕獲しての餌生物調査などを実施。
 ミンククジラの捕獲調査船による総発見数は151群156頭で、分布は一昨年に見られた沿岸の集中域が見られず、沖合20~30海里付近にかけて薄く広がっていた。
 また捕獲したクジラの胃の内容物は9月はカタクチイワシが多く、10月はサンマが中心で組成は比較的単純だった。
 なお分布が薄く広がっていたことについて水産庁は04年度はミンククジラの主要餌生物の分布が薄く、ミンククジラも沿岸域への来遊が少なかったとの推測を示している。
 水産庁では今後も釧路沖や春の三陸沖での調査研究を継続し、ミンククジラの摂餌回遊生態、捕食が漁業に与える影響についての分析を進めていく方針でこれらの調査成果は05年の第57回IWC科学委員会で発表する予定。【水産庁】

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