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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2004.10.19 発表

パーフルオロオクタンスルホン酸の使用廃止へ

 イギリス環境・食糧・地方事業省のアラン・マイケル大臣(地方事業・地域環境担当)は、イギリス単独で、パーフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)及び分解するとPFOSになる物質の使用廃止に向け、対策を講じていくことを明らかにした。
 同省は、10月19日、PFOSによるリスクを管理し、その利用を段階的に廃止するための規制案を公表した。この提案を土台に、今後14週間にわたって、意見聴取を行う。今回の方針は、イギリスやアメリカでの研究により、PFOSが環境中で分解されにくく、有害性を有し、生体内で蓄積する可能性があるという結論が出たことを受けたもの。
 PFOSの最大の製造時業者である 3M社は、2001年から、自主的にPFOSの使用廃止に取り組んでいる。しかし、PFOSは、今日でも、クロムなめし、消火剤、半導体などの加工に使用されており、こうした工業過程では、安全な代替品を探す必要がある。マイケル大臣は、企業への影響に配慮し、対策が費用効果的で、比例原則に適ったものとなるよう慎重に検討していくと述べた。
 なお、同省は、EU全体でも、PFOSの廃止に向けた取組みを進めるよう呼びかける方針である。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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