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【ドイツ】2004.10.20 発表

連邦参議院がデポジット制度の改正に同意

 ドイツ連邦参議院は、10月15日、デポジット制度の改善と簡素化を目的とした第3次容器包装廃棄物令改正案に同意した。2003年夏以降、実に1年以上にわたって連邦参議院内で審議が滞っていたものである。
 同意されたデポジット制度は、水、ビール、清涼飲料水などに、統一的にデポジットを25セント(32.5円)賦課するもの。一方、ジュース、ワイン、牛乳などはデポジットの対象から外れる。連邦政府は、ワインなど、特別な市場背景を持つものを除き、原則として、容器の種類によって、デポジットを賦課する案を提案していた。しかし、今回、連邦参議院で同意された案は、野党の保守派が政権を握るバイエルン州から提案された案を全面的に取り入れたものとなり、連邦政府側が譲歩した形となった。
 改正案は、連邦内閣、連邦議会、連邦参議院で、再度、審議・可決される必要があるが、この手続きは問題なく進むとみられる。改正案は、遅くとも年内に施行されると考えられる。
 一方、欧州委員会は、ドイツのデポジット制度はEU法令に反するとして、欧州司法裁判所への提訴を検討しているが、第3次容器包装廃棄物令改正案の動向を踏まえ、10月20日、3ヶ月間の提訴延期を表明した。【ドイツ連邦環境省】

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