【国連】2004.10.22 発表
南コーカサス地域(アルメニア、アゼルバイジャン、グルジア)の環境および安全保障面での脅威などについてまとめた報告書「環境と安全保障:リスクを協力に変える−南コーカサス地方のケース」が、UNEP、欧州安全保障・協力機構(OSCE)およびUNDPの協力で作成された。
同報告書は、当該地域における紛争の悪影響を分析するとともに、環境問題が協力と自信を育むためのきっかけと成り得ることを指摘する。
報告書では、特に懸念される課題として、(1)紛争地域における環境悪化と自然資源へのアクセス、(2)国境を越えた環境問題(水資源、自然災害など)、(3)首都における人口増加と急激な開発という3点が強調されている。
なお、今回の報告書は、UNEP、OSCEおよびUNDPによる「環境と安全保障(ENVSEC)」イニシアティブの一環となるもの。このイニシアティブでは、環境と安全保障の問題について、アセスメントやモニタリングを行うとともに、関係地域における組織の育成や能力開発の支援、環境や安全保障面での課題を政策に組み込んでいくことなどに取り組んでいる。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=408&ArticleID=4650&l=en
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