【経済産業省】2004.11.08 発表
平成16年11月8日に開催された産業構造審議会の地球温暖化防止対策小委員会で、京都議定書の削減対象となっている代替フロン「ハイドロフルオロカーボン(HFC)」「パーフルオロカーボン(PFC)類」「六フッ化硫黄(SF6)」−−の3種のガスの2010年前後の排出量(CO2換算)が、基準年である1995年に比べ0.2%増にとどまるとの見通しが報告された。
日本が京都議定書の削減目標を履行するための対策をまとめた「地球温暖化対策推進大綱」では現在、この3種のガスについて「基準年総排出量比より2%程度の増加にとどめる」を目標としているため、95年比0.2%増という排出量が達成されれば、目標を1.8%超えた成果があがったことになる。
なおこの3種のガスの追加的な排出対策としては、(1)断熱材をノンフロン品への切り替える設備導入補助の実施、(2)自動車リサイクル法によるカーエアコン回収率の向上、(3)業務用冷凍空調機器の回収システム導入による冷媒回収率の向上、(4)SF6を使用しないマグネシウム合金技術の普及−−などが取り組まれてきた。【経済産業省】
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