【国連】2004.11.01 発表
一流企業50社の環境・持続可能性報告書をレビューしたレポート「リスクとチャンス:非財務報告におけるベスト・プラクティス」が公表された。これは、UNEPとコンサルタントのSustainAbilityによる6回目の調査の報告書である。今回からは、格付け機関として知られるスタンダード&プアーズ社が調査に初めて参加し、信用格付けや企業のガバナンス、財務関係以外のリスク情報の公開について、初めて検証した。
レポートによると、投資家やアナリスト、保険会社などに重要な情報となりつつあるのにもかかわらず、環境・社会リスクがバランスシートに及ぼす影響について触れた環境・持続可能性報告書は、50社のうち、3社しかなかった。上位3位に入ったのは、フィナンシャル・サービス(イギリス)、ノボ・ノルディスク(ノルウェー)及びBP(イギリス)の3社。
レポートでは、環境問題や社会問題がもたらすリスクやチャンスに関する情報公開の状況は芳しくないものの、全体としては、企業の環境・持続可能性報告書の質は向上してきている とされた。【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=412&ArticleID=4653&l=en
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