【アメリカ】2004.11.10 発表
EPAは11月10日、浄化されたスーパーファンド・サイトの再利用を促進する「リターン・トゥ・ユース」イニシアティブを公表した。
これは、ヒトの健康および環境の保護を図りながら、このようなサイトの再利用を行う地域のプログラムを支援する、EPAの最新の取組みである。
このイニシアティブが対象とするのは、EPAが将来の利用方法を強調するようになる以前に、スーパーファンド・プログラムにおいて浄化が実施されたサイトである。このようなサイトの多くでは、浄化工事は既に完了しているものの、依然として利用されておらず、中には、再利用を妨げる物理的障害(フェンスなど)や制度的障害(アクセスの法的な制限など)が設けられているところもある。このようなサイトは、全国で数百件に及ぶと見られる。
EPAは、このイニシアティブによって、連邦、州および地方自治体と土地所有者とが協力して、再利用を妨げる障害を除去することなどにより、緑地、レクリエーション用施設、あるいは商業用施設として、サイトの再利用を図ることとしている。EPAは、このイニシアティブを開始するにあたり、まず、カリフォルニア州、イリノイ州、メリーランド州など7州にある11の地方自治体と協力関係を結ぶ予定である。【EPA】
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