【国連】2004.11.16 発表
第16回モントリオール議定書締約国会合(MOP 16)が、11月22日から26日まで、チェコのプラハで開催される。また、これに先立ち、11月19日には、ハイレベル科学シンポジウムが開催される。
MOP 16の議論の山場は、臭化メチルの「不可欠用途の例外」の取り扱いなどである。先進国は、2005年1月までに、臭化メチルを段階的に廃止しなければならないが、16の先進国が例外措置の適用を申請している。モントリオール議定書の専門家パネルが勧告したレベルで合意されると、2005年に15000トン、2006年に12000トンの使用が認められることになる。また、現在の削減スケジュールの対象となっていない、検疫用の臭化メチルの利用等についても検討される。
さらに、途上国におけるオゾン層破壊物質の削減を促進する方法についても議論される。途上国は、2010年までに、CFC類、ハロン及び四塩化炭素(CTC)を、オゾン層を破壊しない他の物質へ切り替えなければならない。
この他、オゾン層破壊物質の違法貿易に関する報告書などについて審議する予定である。 【UNEP】
http://www.unep.org/Documents.Multilingual/Default.asp?DocumentID=412&ArticleID=4664&l=en
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