【国連】2004.11.29 発表
長距離越境大気汚染条約の締約国会議が、11月29日から12月3日まで、スイスのジュネーブで開催される。
会議では、粒子状物質の排出を削減するための新たな国際協定について検討する。粒子状物質は、化石燃料などの燃焼や、ディーゼル車両など自動車の排気ガスから排出される。
世界保健機構(WHO)と長距離越境大気汚染条約の「健康に関する共同作業部会」が、世界中の様々な研究情報を検討したところ、粒子状物質への曝露によって、欧州で普通に見られる濃度でも、様々な健康影響が生ずることが明らかとなった。最近の研究では、肺や呼吸器系の疾患だけでなく、心臓血管疾患のリスクを増大させるおそれがあることも示されている。
【国連欧州経済委員会】
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