【環境省】2004.12.13 発表
環境省は、山形県の「一般国道47号新庄古口(しんじょうふるくち)道路」の整備に関する環境影響評価書について、国土交通大臣から意見を求められたことに答え、平成16年12月13日付けで環境大臣意見を提出した。
「一般国道47号新庄古口道路」は新庄市大字本合海を起点として最上郡戸沢村大字古口に至る延長約11キロメートルの地域高規格道路として想定されている。
今回の環境大臣意見は事業区域や周辺地域でクマタカなどの猛禽類の営巣が確認されていること、道路がホトケドジョウ、メダカなどの希少魚類生息地を通過することから、(1)事業区域や周辺で、クマタカの営巣期工事を避けるなどの措置を講じること、(2)ホトケドジョウの生息環境を分断するなど生息に支障が生じないよう措置を講じること、(3)メダカの生息環境が改変される区域でその生息状況を把握し、移動経路確保などの措置を講じること−−といった内容を盛り込んでいる。
なお、この件での環境影響評価を実施している国土交通省東北地方整備局長に対しては、国土交通大臣からこの環境大臣意見を勘案した意見が述べられることとなる。【環境省】
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=5535
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