【気象庁】2004.12.20 発表
気象庁は2004年12月20日、札幌、つくば、鹿児島、那覇−−の国内4地点と南極・昭和基地で実施している上空オゾン量、地上に到達する有害紫外線強度についての2004年11月の観測結果を発表した。
2004年11月の観測では、国内4地点の月平均オゾン全量(ある地点の上空のオゾン総量)は、札幌で少なく、つくば、鹿児島で並、那覇で多かった。
札幌では11月の平均値として観測開始以来3番目に小さい307ミリアトムセンチメートルを記録した一方、那覇では11月の平均値として観測開始以来、最も多い255ミリアトムセンチメートルを記録した。
また、米国・航空宇宙局(NASA)のアースプローブ衛星のデータと気象庁の観測値から作成した全世界の月平均のオゾン全量分布について、参照値である1979年から1992年の月別平均値との偏差を解析した結果では、南極大陸と日本北部を含めた北半球中緯度の各地で、オゾン総量が減少した地域が見られた。【気象庁】
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