【環境省】2005.01.13 発表
環境省は平成17年1月20日18時30分から20時まで、茨城県神栖町保健・福祉会館で、同町住民を対象に有機ヒ素化合物ジフェニルアルシン酸の汚染源掘削調査に関する説明会を開催し、調査の今後の予定や現在までの調査結果を説明する。
神栖町では15年3月に木崎地区の飲用井戸水から高濃度のジフェニルアルシン酸が検出され、周辺住民に健康被害が発生していることが確認されたほか、その後調査でほかの飲用井戸、農業用井戸でもジフェニルアルシン酸が検出され、周辺のすべての未検査飲用井戸の調査が実施されている。
ジフェニルアルシン酸は戦後製造されていない化学物質で、神栖町の汚染があった地域周辺には第二次世界大戦中に旧日本軍中央研究所と航空隊の神之池飛行場が設置されていたことがあるため、これらの施設との関連で汚染がおこったと推測されている。【環境省】
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