国土交通省は、「海洋汚染防止設備等及び海洋汚染防止緊急措置手引書等に関する技術基準」「海洋汚染防止設備等及び海洋汚染防止緊急措置手引書等検査規則」「船舶区画規程」「海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律施行規則」の改正概要案を公表し、この案について２００５年２月２６日まで意見募集を行うことにした。
　今回の改正は０３年１２月に開催された国際海事機関第５０回海洋環境保護委員会（ＭＥＰＣ５０）で、一重構造タンカーを段階的に排除し、二重構造タンカーの早期導入をめざす「海洋汚染防止条約（ＭＡＲＰＯＬ条約）」改正が採択され、０５年４月５日に発効する見込みとなったことに対応するためのもの。
　改正条約に盛り込まれた「２０１０年までの一重構造タンカーの段階的排除」、「船齢１５年以上の油タンカーの状態評価制度（ＣＡＳ）への適合確認」、「重質油輸送を行うタンカーの二重構造化義務づけ」などの内容を反映させ、条約発効日である０５年４月５日に施行したいとしている。　
　意見は郵送、ＦＡＸ、電子メールで受付けている。【国土交通省】