【フランス】2005.01.13 発表
フランスのルペルティエ エコロジー・持続可能な開発大臣は、1月13日、絶滅が危惧されるピレネーグマの調査について声明を出した。
大臣は、絶滅危惧種の問題は、地球全体の課題であるとしつつ、フランスにおいては、特にクマが問題になっていると指摘し、以下のように続ける。フランス政府は、現在、14頭から18頭いるピレネーグマの個体数を、3年間で2倍にし、2008年の終わりには30頭にすることを目標として掲げている。今年の行動として、政府は、秋口から5頭のメスを再導入することを決定した。このため、地域の協議を深める必要がある。
ピレネーでは幸運にもクマが存在し続けている。提起されている問題は、その存在を長期的に維持できるかどうかである。再導入の有無にかかわらず、経済状況や農業活動が発展し続けることは間違いない。社会の変化の中で、クマの存在をより正しく認識し、必要な環境がどのようなものであるかを知るために、調査は必要である。対策の実施及び評価に向け、6月までは検討期間とする。【フランス エコロジー・持続可能な開発省】
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