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【厚生労働省】2005.03.02 発表

水質汚染事故による水道被害、15年度は全国で173件発生

 厚生労働省は平成15年度に(1)原水の水質汚染事故による水道被害状況と、原水のカビ臭による水道被害状況を報告にまとめ、平成17年3月2日に同省健康局水道課WEBページ内に掲載した。
 報告によると、15年度に水質汚染事故により水道が被害を受けた件数は173件。汚染項目別では油類が60.7%(105件)を占め、有機物8.7%(15件)、濁度6.9%(12件)、臭気5.2%(9件)が続いた。また、汚染原因は不明のケースが全体の52.6%を占めるが、原因が明確なものでは、工場等が13.9%ともっとも多く、以下土木工事8.7%、車両6.4%、農業・畜産業2.3%の順に多かった。
 近年の傾向としては10年度以降、油類を原因とする事故件数が全体の40%を上回る状況が継続しているという。
 一方、カビ臭などによる被害を受けた水道事業者は59で、被害人口は308万人。14年度の368万6,000人より約60万人減少した。異臭味被害人口は2年度をピークに一時2,000万人台まで増加したが、その後の高度処理の導入により、12年度以降ほぼ計300万人台で推移している。カビ臭は湖沼の富栄養化などが要因となっている。【厚生労働省】

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