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[海外エコニュース一覧]

【イギリス】2005.03.01 発表

海洋に関する初の総合評価を発表

 海洋に関する総合評価の報告書「進捗状況を示す:イギリスの海の現状に関する総合的評価」が初めて発表され、漁業及び気候変動が海洋生物に有害な影響及ぼしていることが明らかになった。
 同報告書によると、公海の多くは汚染に影響されておらず、観測された汚染物質のレベルは減少しはじめているという。一方、若干の水域においては、漁業、産業活動、拡散型の汚染と外来種の侵入により、影響が生じているようだ。また、気候変動による水温の上昇と酸性化は、これらの影響の原因となっている。現行のモニタリングプログラムは、海洋生態系の状態を評価するには不十分であるため、そのギャップを埋めるべく、今回、現状の評価とともに、以下のような新たな提案が打ち出された。
●海洋生態系の健全性を測定する指標を開発し、観測データを調整し、情報の足りない分野の研究を増やす。これにより、海洋環境に関する知識を増やし、管理する。
●既存データの活用により、組織的な問題に対処する。(1)「海洋データ及び情報パートナーシップ」を設立して、データ管理に関する国内フレームワークを確立する、(2)「海洋気候変動影響パートナーシップ」も設立し、気候変動が海洋環境に及ぼす影響についての理解を深められるようにする、(3)海洋生態系に対する全体的管理アプローチを確立する。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

プレスリリース

http://www.defra.gov.uk/news/2005/050301a.htm

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