【環境省】2005.03.18 発表
環境省は17年3月18日、都道府県と水質汚濁防止法上の政令市に、水濁法に基づき事業所への立入り検査を行う場合の監視指導徹底のための留意点を通知した。
この通知は、JFEスチール(株)東日本製鉄所(千葉地区)と昭和電工(株)千葉事業所の2社の水濁法違反事例に対応したもの。
JFEスチール東日本製鉄所では水濁法の基準値を超える高濃度アルカリ、シアン、六価クロム含有排水の流出と県・市への報告データ改ざん、昭和電工千葉事業所では排水量データの改ざんとCOD基準値違反がともに平成17年2月に発覚。これらの事例では長期間にわたり排水記録虚偽が行われていた事実が特に問題になった。
今回の通知はこのことを踏まえ、「複数の人間が測定結果をチェックする体制になっているか」、「排出水測定結果の原簿と届け出値の差異」、「自動計測器指示値と届け出値の差異」、「JFEスチール東日本製鉄所で見られたようなスラグ堆積場浸出水管理不備の有無」などを確認すべきとしている。【環境省】
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