G8環境・開発大臣会合が、3月17日・18日、イギリスのダービーシャーで開催された。これは、G8各国の環境担当大臣と開発担当大臣が一同に会する、初めての会合である。
　会合では、気候変動とアフリカ、違法伐採が主要な議題となった。
　大臣らは、アフリカ諸国が気候変動などの影響を受けやすいことに留意し、国際開発援助や各国の開発計画の中に気候変動影響への対策を組み込むこと、科学的な能力開発に向けた国際的な対応について支援していくことなどを約束した。
　また、違法伐採については、以下の点について合意した。
●自主的な2国間協定や国境管理などによって、違法伐採木材の輸入や販売を阻止すること
●途上国における森林法の強化及びガバナンスの改善への支援を強化すること
●政府調達において政府が違法伐採問題に寄与しないようにすること
●以上の約束について、来年（2006年）、進捗状況をレビューすること。
【イギリス環境・食糧・地方事業省】