【水産庁】2005.03.30 発表
熊本県はアサリについての「資源回復計画」を2005年3月30日までに作成した。
「資源回復計画」は悪化傾向にある日本周辺水域の水産資源の回復を漁業関係者や行政が一体となって取組むために策定されるもので、複数県にまたがり分布する資源については国が、分布が一都道府県内にとどまる場合は都道府県が計画を作成することになっている。
有明海や八代海に広大な干潟を持つ熊本県でのアサリの漁獲量は、ピークであった1977年には6万5,732トンあったが、1995年には2,000トン以下にまで減少している。
今回の「資源回復計画」は、2009年に年間7,000トンの漁獲量を下回らない安定した資源水準を維持することを目標に、(1)殻幅12ミリ(殻長28ミリ相当)未満の漁獲禁止、(2)1人1日あたり漁獲量、操業日数の設定、(3)水産基盤整備事業の実施による資源の積極的培養−−などの措置を盛り込んでいる。【水産庁】
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