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[海外エコニュース一覧]

【EU】2005.03.18 発表

欧州委員会 気候変動と水に関する報告書を公表

 3月22日の「世界水の日」に寄せて、欧州委員会共同研究センター局による新しい報告書「気候変動と欧州の水について」が公表された。
 この報告書は、欧州の水担当局長らの要請によって策定されたもの。気温の上昇は、海洋や欧州の湖沼、内海、地中海沿岸の干潟などの水生生態系に影響を及ぼすおそれがあるが、報告書では、特に、欧州の水域における生物学的、化学的、物理的性質の変化に焦点が当てられている。既に気候のわずかな変化は、年間1~2ミリの海面上昇を引き起こしており、水生生態系に大きな影響を及ぼし、沿岸部を侵食し、栄養分や堆積物の運搬に影響し、海洋生物の喪失や分布の変化につながっている。また、洪水や干ばつなどの異常気象によって、水の循環が変化してきていることが指摘されている。
 報告書は、中長期的な政策の変化についても提言を行う。地域レベルで陸域・水域システムの対応関係を評価するため、地域及び流域単位で気候変動シナリオを策定し、適用するという新たなアプローチが早急に必要だとしている。【欧州委員会環境総局】

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