【経済産業省】2005.04.01 発表
環境省、経済産業省、厚生労働省の3省が実施していた「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)」の新規化学物質に対する試験法の追加案への意見募集結果が平成17年4月1日に公表された。
この案は化学物質が生物体内に蓄積されやすいものであるかどうかを判定する1−オクタノールと水との間の分配係数測定試験法として、経済協力開発機構(OECD)テストガイドライン117として規定されているHPLC法(高速液体クロマトグラフィー法)を追加するもの。
また分配係数と生物蓄積性との関係について、関係審議会で分配係数の対数が3.5未満の場合には「高濃縮性ではない」と判断することが適当とされたことを受け、「有害性情報の報告に関する省令」に基づく報告対象を「分配係数の対数3・0以上」から「3.5以上」に改正するとしている。
この案について寄せられた意見は3件。意見にはたとえば「案ではフラスコ振盪法とHPLC法の両方を実施しないといけないように読みとれるので、いずれか一つの方法でよいことを明確に示すべき」との指摘があり、意見を踏まえ、文案の修正が行われることになった。【経済産業省】
http://www.meti.go.jp/feedback/data/i50401cj.html
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